エロ、その真の姿

『男なんて頭んなかエロイことばっかじゃん。いつまでそんな
処女みたいなコト言ってんの?』


だって処女なわけだけれども。


合コンしようって話になり、どんな男がタイプと聞かれて、

じゃあ冬の日に滝に打たれてるようなストイックな男、

と答えたらこの仕打ち。



『じゃあ坊さんと合コンでもする?』って話になり

『やだよ、合コンするような生臭坊主』と言ってみたものの、

ちょっと想像し、

乱れ襟裳って結構エロイな。いいな。

と、思いました。



んで、まぁ何が言いたいかって、エロイんだよ。


世間じゃ真っ新なハンカチーフみたいな扱いな「処女」なんですけど、処女も23年もやってれば、もうくたくたなんですよ。

なんつーか、ちょっとした職人ってやつ?プロっつーの?

処女プロ。



つまりね、この学校教育の徹底した社会、

あたしたちは『80円のリンゴを23個と50円のみかんを15個買うといくらになるか?』とか楽勝に答えられるわけだけど、

じゃあ実際問題23個もリンゴ買わないじゃないですか、しかも
1人暮らしで?

食い切れませんよ。



でも、答えは出せるわけ。



よって、あたしだって充分エロイわけですよ。


しかも経験してない分、CGとか使ってむしろスペクタクル・エロを展開しているわけ、日々。



でもね、やっぱ解せないわけ。


みんなホントにちゃんとしてるの?


した気になってるだけじゃないの?




つーかさ、『特番!霊はいた!』とか見るたんびに思うんだけど、霊が見えちゃう人いるじゃん?

稲川とかさ。

見えまくりじゃん。

私の友達の明日香ちゃんも見えるらしいんだけど、結構普通に生活してるわけ。


でもさ、それ見えちゃったら、かなり生活変わってくると思うんだよね。


まずさ、夜とかさ、私たち的には人気のない道とか、結構混雑しちゃってると思うんだよね。

渋谷っぽくなっちゃてると思うんだよね。


あと、霊と喋った!とか言う人いるじゃん?

うかつに友達作れないよね。霊かもしんないし。

人気者かと思ったら、すっかり現世に友達いなかった、みたいな。


しかもね、霊とか見えちゃったら、やっぱ超能力とかもあるのかなーとか、占いもまじかなーとか、魔法も少々・・とか、そういう気に絶対なるよね。

普通に暮らしてらんないよね。




つまりセックスも一緒。

あんな行為を本当にやってる人がいたとしたら、社会は成り立たないと思うのね。


例えば銀行で銀行強盗がナイフとか出すじゃん?

あれ見て『キャー!』とか悲鳴あげたヤツ、みんな処女ね。


なにが『キャー』だっつーの。

夜な夜なあんだけ物騒なもん突きつけられて、あまつさえ中にまで招き込んでるヤツが、今更ナイフごときで『キャー』じゃねぇっつーの、キャーじゃ。



電車で足広げて座ってる若い子に『はしたない』とか言うオジサン、あれみんなチェリーだから。

あんな程度の足の開きじゃ、生物学的にも何にもできないんですよ。
ちゃんとパンツだって穿いてるし。



小学校で男子と一度も口をきけなかったあの子が、
音楽の時間ひとまえで歌が歌えなくて怒られて泣いてたあの子が、

絶対できるわけないと思うんだよねー。


技術的にもかなり難易度高いと思うんだよね。

AVとかで何度確認してみてもシルク・ド・ソレイユとかの人しかできないと思うんだよねー。


やるとなったらヒゲダンスで入場しか有り得ないと思うんだよねー。



つまりね私の理想としては





『加藤、初夜』







「あれ?しないの?」


「え?してんじゃん?」


「え・・・これ?・・え?」


「あー、おまえテレビの見過ぎ。あんなこと普通しねぇって」


「あ、そうなの?」


「常識的に考えてみろよ。あんなんできるわけねーじゃん」


「でも、本とかにも書いてあったし」


「おまえさーバカだな。ドラえもんとかみて竹とんぼ頭に付けようと思うのか?」


「つけるわけないじゃん!つかないし!」


「だろ?」


「そっかー」


「でもびびった。いまどき、本当にSEXとか信じてる奴がいるなんてなー」


「もーっいいじゃん、うるさいなぁ。・・じゃあ、どうすんの?」


「手、かして」


「ん、・・繋いでどうすんの?」


「祈んの」


「え・・それだけ?」


「それだけってなーっ!男はそれ言われんの一番ショックなんだからな」


「あ、ごめん。つーか神社とかでもよく祈るし」


「エロイなー、1人でやってんの?」


「1人!あ、あれが、そうなの・・」


「まぁみんなやってるしな」


「つーかさ、じゃあ、これは何に使うの?ゴム。出番無しじゃん」


「バッカ、これから使うんだよ」


「どうやって?」


「膨らまして飛ばすんだよ」


「・・え・・なんで?」


「そりゃ、おめでとーって」


「おもしろそう!是非あたしにやらせて!」


「お、結構積極的。いいけどウチさー壁薄いから声抑えてな」


「オッケーオッケー」


「じゃあ、せーの」


「(小声で)おめでとー」


 
                 ピュー







うん、リアルリアル。





こんなことをニヤニヤしながら書いてます。


いやーエロイなあ。アダルトコンテンツ含みって感じだなあ。