防衛 2005!

20の誕生日に母からもらったのが、「基礎体温計」でした。
もう4年間緻密に付けられてる、私の安全日、そして危険日。


はたしてこの4年間、私になんの危険が?

しかしチャンピオンの防衛は続く。


2004年が終わりました。
2004年もまた、何一つの波乱に巻き込まれることなく終盤を迎えております。

イラク問題・・年金問題・・北朝鮮問題・・震える新潟・・
激動の2004年の中にいて、あたし・・ちっとも揺れてねぇ!
体のすみずみまでノンプロブレムって言ってる!

もしあたしが国って単位だったら、これ見事なまでに鎖国じゃね?



風呂上がりにリップクリーム塗れば、
やっべー、あたしの唇、もう何年ごぶさたなんだろ
って思います。

えっと・・チューの話ですよ。


僭越ながら、初めてのキスは、口の少し上、鼻の下にされた衝撃的な追突だった。
私はまだ中学生で、目をつぶっているだけで良かった。

そんなテクニック(名付けて黙祷)のままで24歳に突入した、この唇。

奪われる事も盗まれる事もなく穏便に過ごしてきた平和ボケのコイツにどうか!誰か!渇を!

ブランクありすぎて、口で口を狙うなんてゴルゴにしかできないんじゃないかって。
路チューなんて、いわば銃刀法違反に当たるんじゃないかなって。

そんな2004年・・・。


サザンの歌に感情移入できずに過ぎた夏も、今年も休み希望を出せずに出勤したクリスマスも、どっかでもう納得している。

ハタチ前後のような、焦燥感レベルで言えば「尾崎」級の焦りも最近はめっきり無く、ただひたすら毎日、この棚の上から彼氏が落ちてこないかなあ、肘枕しながら思ってます。


たまに熱い風呂に入って
「10分出ないで我慢できたら、今月中に彼氏ができる」
とか不毛な戦いを1人で繰り広げ、勝利するも、報われた試しがないのも世知辛い事実。全てはこの不況のせい。


この日本、男の数の方が多いはずなのに・・・・!





そして2005年の幕開け。
カウントダウンの瞬間・・何してましたか?


私は仕事してました・・よ。

はい、いらない、いらない、その募金でもしてしまいそうな目、いらないから。
地震、雷、火事、加藤、みたいな厄災入り御免ですから。

私はね、仕事好きなんです。
好きでやってるんです、仕事。
仕事ってのはね、そういうもんなんですよ。
暇で他に予定がないからやるもんじゃないんですよ。
しかも仕事ってのはね、待ってくれないもんなんですよ。
とめどないもんなんですよ。
だからクリスマスとかお正月に働いててもね、別に何か事情とかあるわけじゃないってことを、よーく、よーく、肝に銘じて読んで行って下さい。



でね、カウントダウン10分前。

私は1人の患者さんと対峙していました。

「あたしゃ、そんなホースみたいの入れないよ、やめとくれ」

「シゲさぁーん、おしっこが出にくくなってますからぁ、これ入れないとお腹がパンパンになっちゃうんですよぉ〜?」

「そんな声出したってねぇ、これは私の体なんだよ、そんなもん入れたくないんだよ!」



もみ合うこと数分。



気が付いたら0時3分でした。
私の2005年は導尿留置カテーテル挿入中、シゲさんの秘部に向き合いながら、明けたのでした。

HAPPY NEW YEAR!At her vital part.



私の処女歴は24年目に突入。
このサイトは2年目に突入。
看護師としては3年目に突入。
そう、突入されてないのは、加藤のみ。

そして今年もチャンピオンの防衛は続く。


さぁ今年もチャンピオンの防衛は続く。