幻の「アビエイター」

さーて今日も映画評論とか、してみよっかなー。

(あ、もちろん見てないんけど、なんつーかニュアンス?
多分こんな感じなんじゃないの?って勝手に予想した上でのレビューなんだけど。)


さてさて、今回のアカデミー最多5部門だっけ6部門だっけ、制しちゃった「アビエイター」について今回は話そうかな。



アビエイター』 3月26日公開


実在した一人のハリウッドスターが真実の愛に出会い、また大空の夢を掴む作品。



まー、まず始めに言える事は、「ディカプリオやっちゃったな」って。

やっちゃったっていうか、色々やっちゃったな、って。

まずね、ハリウッドの黄金期を駆け抜けちゃってるんですよ。
ハリウッド、しかも、黄金期。

黄金期ってさ、そうそう無いわけ、知ってると思うけど。
たいてい、一回くらしか無いわけ。
毎年この時期になると来るようなもんじゃないわけ。
そんな貴重なところを駆け抜けてる、しかもハリウッドの、ってとこがまずこの映画のポイント。


次に、『真実の愛に出会った』。

出会っちゃったらしいよ?
これもさー、知っての通り、そうそう出会えないかんね。
愛、しかも、真実の!

私なんてね、もう3年も同じ男性に振られた上に、最近にいたっては彼が行方不明っていう、もう出会えないもいいところの騒ぎなんですけどね、
そこはやっぱデカプリオだけはあって、出会ったんですって。
しかも真実の。

何がすごいってね、ハリウッドの黄金期駆け抜けといて、まんまと真実の愛にも出会っちゃうとこですよ。

いやー、たいていどっちか一つでしょう。

ハリウッドだったら、真実の愛はなし、とか、愛手に入れたら、ハリウッドは諦めておこうよ、とか。

そういう妥協みたいなのって、人生大事でしょ、結構。
いつもでも夢みたいなこと言ってんじゃねー。とかさ、ドラマとかでよくお父さん役が息子役とかに言うわけでしょ。

私なんてね、真実の愛はもう3ヶ月近くメールの返事もないわけですよ。
だからといって、ハリウッドかつったら、お声の一つもかからないわけですよ。
進出できる兆しゼロなわけですよ。
それでもね、なんつーか、細々とではあるけど、私なりに穏やかに暮らしてきたわけですよ。


ところが!

デカプリオ!

大空への夢を手に入れる!


ちょっと!
あんた!
そんなんが夢だなんて母さん一回も聞いてませんよ!

つーかね、私は思うわけ。
ハリウッドがおめぇの夢じゃなかったんかって。
そこの黄金期をあますとこなく駆け抜けたんじゃなかったのかって。
大空まで駆け抜けなくても良かったんじゃないかって。
愛しのあの娘はどうしたんだって。
真実の愛はどうしたんだって。
あれがおめぇの一番星じゃなかったのかって。
問いかけたいわけ。
「ヤホー」とか叫んで飛行機乗ってるアイツに。


んでね、なんつーか黒幕っぽい人が『あいつの思い通りにはさせない!』とか言うわけですがね、もうね、当たり前ですよ。

むしろ私がそのセリフ言っても良かったくらいですよ。

ハリウッドも愛も大空も!なんて、そんなのまかり通らないですよ。

私なんてね、北海道に行くときは大抵エアドゥに乗るんですけどね、羽とかね、予想以上にパカパカしてるんですよ。
青森あたりで取れてもおかしくないんですよ。
スチュワーデスとかね、40代50代当たり前なんですよ。
油のりきってるんですよ。一見バスガイドなんですよ。
そんなんでもね、北海道に旅行に行けるだけ、「あたしったらセレブ?」みたいなとこ、あったわけですよ。
「ヤホー」なんて叫んだ試しは無かったものの。

それをデカプリオなんて、もうさも簡単なわけです。
もうね銀幕をところ狭しとヤリタイ放題なわけです。


ちなみにこの映画の煽り文句は

『すべての夢を掴んだ時、いったい何が見えるのだろう』


知らねぇーよ。
見たことねぇーよ。

つーかね、問屋が卸さないっつーのね。

だからクライマックスは大変なことになるわけです。
なってもらわないと、困ります。
一体だれがデカプリオに目にもの見せるか、
それともこのままあいつの思いのままで終わってしまうのか!乞うご期待!



ちなみに「アビエイター」という英語の意味がさっぱりわからないのですが、この内容から私が推測するに「ヨーロレイヒー」と大差ないと思われます。