ワイルドさ

ワイルドって言ったら、やっぱアイツでしょ。

反町?何言ってんの。
ワイルドっていったら、やっぱ日向小次郎でしょ。

あたしが生まれて、この世で初めて見たワイルドは日向小次郎だった。
ワイルドの全てをアイツから教わったっていっても過言ではない。

よく「俺、ワイルド系だからさ」とかね言う人いるけどね、
この世にワイルドは二種類しかない。
日向小次郎と、それ以外だ。

生まれながらの褐色の肌!
何故か袖が破けたユニホーム!
海で特訓!波に向かってシュート!何故か魔球体得!
兄弟が多い!
家計がちょっと苦しい!

・・あれ・・?ワイルドっつーか・・なんか貧乏・・?


ま、いいとして、日向小次郎と言えば、サッカーだよね。
サッカーと言えば、やったね!日本!

ほらさ、一応サッカーファンのあたしとしてはさ、日本のイレブン達にやっぱさ一言おめでとうって言っとかないとね。
で、どんくらいサッカーファンかっつーと、中学の時、サッカー部のキーパーが大好きで、引退試合見に行った。


「俺が入れさせなきゃ、負けることはない」
なんつーカッコイイセリフを言ってフィールド走るアイツを心底、素敵だと思った。
結果、うちのチーム圧勝だったわけなんだけど。

えっと、なんつーか、あまりに圧勝すぎて、45分間、一回もうちのゴール攻められなかった。

アイツ・・結構・・ボサっとしてたなあ。
すげぇ遠くでヤイノヤイノやってる仲間たちに向かって、一生懸命なんらかの指示送ってたけど、・・多分・・遠すぎて・・イマイチ届いてないっつーか・・

ちょっとした仲間外れみたいな。

で、結局勝って、大盛りあがりで、やれあいつのシュートが凄かったとか、あのパスには感動したとかね、チームもワイワイしてんだけど、キーパー微妙に話に入れてないのな。むしろ相手チームのキーパーとか褒めたたえられたりしてんのな。あいつ結構よくやってた、あいつじゃなかったら得点2ケタ行ってたとか。

みんなー!うちのキーパー見てあげてー!45分間足止まってなかったよー!結構いい指示だしてたよー!ゴールポストを所狭しと動き回ってたよー!
約束通り1点も取られてないよー!

よく解らないけど、その試合を機に私の淡い恋心もナイスセーブされていきました。


そんくらいサッカーが好きです!