幻の「クローズZEROⅡ」

うぉおおりゃあぁーーーーー!


とか言ったことがありません。

もうね、一生に一回言うチャンスが巡ってくるかどうかだと思う。
年齢的に見ても、そろそろね、ギリです。うぉりゃる年齢としては。


で、まぁ咄嗟にその機会が回って来たときに、
あまりの大役に声とか裏返ったりね、
ちょっと恥ずかしい感じがね出ちゃったりしちゃったら台無しなので、

いつそのチャンスが巡ってきても、万全に対応できるように、
良き見本として今見たい映画が『クローズZEROⅡ』です。

やっぱね、そこは抑えておきたい。
全部壊してゼロになる、とかね大事です。


で、今、予告をね、一通りチェックしてきたんですけどね、
もうね、素晴らしいうぉりゃりがね、随所に散りばめられてましたので、これはね、もう見に行くしかないなと。

見に行って、レビューするしかないなと。


で、まぁ映画館までは確実に訪れてたんですけど、あら不思議、
吸い込まれるように「余命一ヶ月の花嫁」見てました。
現実は小説より奇なり。


えっと、さすがに余命一ヶ月の身、うおりゃりゼロ。


そりゃね、こっちも医療者の端くれとして、彼女がうおりゃったら、
ほんとね、銀幕に飛び出して看護するくらいの気持ちはあった。

彼女が咳込もうもんなら、若干 瑛太より前に出て
背中とかね、擦ってた。

あ、でも、瑛太は多少、うぉりゃってましたので、乞うご期待。


で、まぁクローズ見てないんですけど、
確かに見てないんですけど、
私のクローズZEROⅡへの愛はもう誰にも止められないわけで、
クローズZEROⅡの魅力をね、こう、隙あらば伝えちゃいたい。

この思いさえちゃんとあれば、もう見てっか見てないかなんて、
いっそ些細な問題なんじゃないかって、思いまして・・。


『クローズZEROⅡ』


レビューします。(注*見てない)


この映画は、不良の巣窟 鈴蘭男子高校を舞台とした物語で、
山田孝之率いる「芹沢軍団」と
小栗旬率いる「G・P・S」とが
鈴蘭高校制覇にむけて戦う感動的な物語なんですが、


もうね、盲点。


私、高校はね、無事卒業するものだと思ってた。
むしろ、何事も無く卒業するために、
高校に対して、ちょっと負い目すらあった。

それが、もう、目からウロコ。
高校って制覇するものだったんですねー。


心配なとことしては、もうね、3年とかじゃ
無理なんじゃないかって。

私なんて、ひそかにコンビニのプリンの制覇を
日々 目論んでるんですけど、
5年たった今ですら、まだその野望を達してないんです。

もうね次から次へと、新たなプリンが出てくっから。

かたや、クローズZEROなんて、相手プリンじゃないですからね。
完全な高校男子ですから。

そりゃね、10年くらいかかってもおかしくないです。


で、注目の高校生役の俳優人なんですけど、

G・P・S

小栗旬 (26)
高岡蒼甫 (26)
高橋努 (30)
鈴之助 (24)
伊崎右典 (24)
伊崎央登 (24)

芹沢軍団

山田孝之 (25)
桐谷健太 (28)
遠藤要 (23)
上地雄輔 (31)


割と、10年かかってた。


ほんと、31歳とかね、高校と制覇してる場合じゃねぇから。
そろそろ親の介護とか考える年頃だから。


そんなピーターパンたちが戦いまして、
前作、ついに小栗率いる「G・P・S」が芹沢軍団に勝つわけです。


ちなみに「G・P・S」っていうのは、なんと、
「ゲンジ・パーフェクト・制覇」
の意だそうです。うん。

私がお母さんだったら、もうね、赤面。
更生なんてワガママ言わない。なんとかネーミングだけでもー、ってすがる。
お母さんも一緒に考えるからー!って泣きつく。

ほんと、あんた、よりによってGPSって、
携帯とかについてるアレになっちゃうかんねー、って。
全地球測位システムになっちゃってんかんねー、って。


で、そんな注目の今作では、鈴蘭高校だけではなく、
隣の風仙高校と対決するみたいです。

この風仙高校は、別名「殺しの軍団」とか呼ばれちゃって、
恐れられてるみたいで。


ほんとね、この学区どうなっちゃってんの?


別名が完全に法に触れちゃってっから。

もうね、みんな中学とかすげぇ必死に勉強すんじゃないの?


私なんてね、中学なんて給食に重きを置いてやってきたみたいなとこあるんですよ。
あと、昼休みのドッジボールとか。

で、まぁ勉強のべの字もなかったわけですけど、
だからって、盗んだバイクで走り出すこともなく、
「穏便に」を座右の銘に暮らしてきた。

そんな私がね、成績がアレなせいで、鈴蘭高校とか入っちゃったら、どうすればいいんだ。


制覇とかね、もうね、全然されちゃう。
長いものとかね、全然巻かれる力がある。
そして無事、3年間で、卒業まで辿り着きたい。


なのに、ここにきて風仙高校。
やっとみんなが1つにまとまったと思ったら、
別名「殺しの軍団」と全面対決みたいになってましたけど、
もうね、全然お腹痛い。荷が重すぎる。

ケンカの範疇を越えてる。
竹内マリアが止められる範疇を越えてる。


で、校庭あたりで、両方の生徒が睨み合い、
ゲンジ(小栗)君の掛け声でもって、突撃していくわけですけど、

完全に、戦(いくさ)じゃないこれ?

あたし、ホラ貝とか吹いとこっか?その係がいい。


ほんとね、前の方の人たちとかね、思いっきり両者「うおりゃ」ってたんですけど、
絶対に、後ろの方には数合わせで来ちゃったみたいな子たちがいると思うの。

拳と拳じゃなくても語り合える子たちがね、いると思うの。
むしろ拳だとがぜん無口になっちゃう方。

そんな子たちが後ろの方では


「ねぇねぇ、・・新型インフルエンザやばくね?」

「つーか、うちの高校をむしろ今日休校にしてほしかった」

「おれ、今日、こっそりマスク持ってきちった」

「マジでー!おめぇ、それゲンジ君に見つかったら、超怒られんべ?」

「と、思って、不良みたいに、マスクに×書いてきた」

「すげー。不良っぽい」

「つーか、タッちゃんなんてさー、
 集団感染の危険があるから今日ケンカやめとこって、
 ゲンジ君に言って超 雷落ちてた。」

「マジでー!タッちゃん、勇者だな」

「つーか、これ終わったら、うちでWiiしねぇ?」

「するするー。つーか、ゲンジ君ち、ゲームないんだってー。
 俺の前でゲームの話すんな、つってた」

「あー・・。だからか。」

「そういえば、昨日、ゲンジ君、空き地でうおりゃる練習すげぇしてたよー」

「あ、うちの姉ちゃんも見たつってた。
 2回に1回、ちょっと声、裏返ってたって。」

「まじでー、大丈夫かなあ・・。本番で力発揮できるといいけど」


うおぉりゃぁあああぁああ(遠くの方で)


「・・・あ、成功」

「だね。あ、風仙の田島くんたち、校庭の左のスペースにいくから、
 そこに集合してケンカしてるフリして乗り切ろうって言ってたからー」

「まじ、助かるわー」

「田島くんたちもWiiに誘おっか」

「賛成ー」

「あ、あと、おめぇ、これ終わったら、まず」

「手洗い、うがい!」

「よし!じゃ、鉄棒の前あたりでー」

「オッケー!」


やっぱね、この映画の注目ポイントとしてはね、
全面対決の時の、うしろの方でざわついてる人たちの動き。

あと、ゲンジ君の、うおりゃる前の緊張感。

これです。
多分。