なんか呪われたかも。
5月の終わりに家族で箱根に行ってから、体調がおかしくなった。
いや、まあ、これを体調と言っていいかわかんないけど、
猛烈に豚の角煮ばっか作ってしまう。
なんつーか、箱根の旅館で食べた豚の角煮が、
何かの間違いじゃないかってくらい旨くて。
中学二年生じゃないかってくらいジューシー(14)で。(←これ2年前にあみ出したけど、いっこうに流行る気配がないです。はい。)
そんなわけで6月は、豚の角煮ばかり作ってました。
もう、前世で豚の角煮と何かあったんじゃないかってくらい、
角煮ばっか作ってた。
ところが豚の角煮って、4時間とか5時間とか煮込みに平気でかかるわけ。
なのに赤い靴履いちゃった子みたいに、
もう角煮が止められないわけ。
家に帰って、気が付いたら煮はじめてるわけ。
これは、マズイと思って。
このままじゃ、人生の1/3くらいを角煮を煮て過ごしてしまうかもしれない、と思って。
朝起きたら、角煮に腕枕されてるかもしれないって。
私、角煮の子を身ごもるかもしれないって。
そう思って、ついに圧力鍋に手を出したわけです。
したらもう、加圧20分とかでね、角煮ができちゃうわけ。
20分だよ?これは正気の沙汰じゃない、と。
これがのちのベルサイユ革命なんじゃないの?と。
そんくらい私を揺るがしたわけですが。
もうね、クワとかあったら、私も立ち上がろうかと思った。
なんせおいしい角煮が手っ取り早くできるので、
めでたしめでたしって思ってたんですけど・・・
あー、この気持ちわかるかなあ。
今まで4〜5時間かけて、私の生活を犠牲にしてまで作ってたものが、
超簡単にできるようになっちゃって、
しかも毎日のように作ってたから、どんどん動きが研ぎ澄まされて、
無駄にすごいタイム叩き出すようになってきて、
正直、もうね、豚の角煮にね、手がかからなくなってきたの。
私生活における豚の角煮の割合が、一気に減ったの。
したら、もう、角煮に傾けてた時間を何に使っていいかわからない感じになって。
燃え尽き症候群みたくなったの、豚の角煮で。
ほらね。と。
ほらね、と思ったわけです。
誰も、恋愛の舞台に誘い出してくんないから、
今や豚の角煮相手にこんなに文章を綴っちゃったよ。
変な気持ちになっちゃったよ。
煮物を想って西野カナとか聞いちゃうとこだったよ。あぶねーあぶねー。
私は、そんな6月でした。
7月はね、角煮を忘れるくらい熱い夏にしたいゾ(ゾマホン)☆