この雨続きで、とうとうパンツが底をついた。
雨続きっつーか、 あ、今日雨降りそうだから洗濯物干せないやぁー 続きで。
とにもかくにも、今日穿くパンティーが無い!
そして、私は初めて気がつくのです。
この世にパンティーは二つしかない。
穿いたパンティーと、穿いてないパンティーだ。
あ、これ、言いたかっただけなんでスルーで。
でね、選択肢は二つなわけ。
1 ノーパン
2 穿いたのを、もっかい穿く
あー1が選びてぇ。
1を潔く選ぶような器のでかい人間になりたい。
ってわけで、手堅く2を選んだ、っていうか、社会人たるもの2を選ばざるを得なかったっつーか。
でね、まあ穿いたのをもっかい穿くんだけど、やっぱさ、同じ2とは言えども、少しでもキレイなものをチョイスしたいじゃないですか。
いつも新品同様の付け心地っつーか。
だからさ、吟味しましたよ。
自分の穿いたパンツをさ。
パンツ査問委員会みたいなの開いて、パンツを選り分けました。
もうね、思った。
人生でね、社会人にもなってね、自分の穿いたパンツの内部を評価するほど、凹むことはないなって。
もうね、よくわからないけど、いろんな落し物が付いてるわけですよ。
クマさんが見つけても絶対追っかけてきてくれないような落し物がね、付いてるわけ。
もうガッカリですよ。
自分の隙の多さにガッカリ。
あたしのね、尻は何してたんだって。
今まで何してたんだって問い詰めたいですよ。
おまえは日本の守護神じゃなかったのかって?
カーンに負けないディフェンス力じゃなかったのかって。
もうパンツ内オウンゴールの嵐ですよ。
ドーハの悲劇はこんなところでも!ですよ。
で、こんな都会の街に薄汚れちまったパンツなんて穿く気ゼロ。
じゃあどうする・・・、って名案浮かんじゃうわけ。
裏っかえしにして穿けば万事解決じゃね・・?
裏っかえしにして穿いて、ルンルン仕事に行きました。
で、患者さんのオムツ交換。
「あ、この人絶対うんこ出てますよね?」
「あー、出てる匂いすんねー」
「・・あれ・・?出てないや・・」
ってことが3回くらいありました。
今思うに、犯人はこいつだった・・。(パンツを握りながら)
こいつ・・つーか、出てたのはあたしだった・・。