キスで呪いが解けるなら。

キス。

別名、キッス。

あ、どっちでもいいけど。


で、さっそく本題なんだけど、
えーっと、皆さんキッスの方は すませてるんですっけ?

見たことない人とか、いない?
ピンとこない人とか、いない?大丈夫?


キスがどんなもんか全員分かってることを前提として、話しを進めます。


かく言う私も、キッスの方面には結構うるさい方で、
キスを察知する能力たるや、目を見張るものがあります。

負ける気がしません。

もうね、ドラマなら15分前から、漫画なら5ページくらい前から、
「今日はこれ、キスがくるな」
「この展開はキッスに違いない」とふんで、
その的中率たるや、なんだかちょっと職人の域に達しちゃってます。


そんなパイレーツ・オブ・キッス手前(軽く一歩手前)の私ですが、

まだねー、自身と遭遇したことは残念ながら無いねー。

無い。
自信を持って 無い と言えるし、むこう三年は無いだろうとふんでます。


えっと、生きてるうちに一度くらいは、あいつと一戦交えたいです。

そして酒を酌み交わしたい。

案外ね、キッスの野郎も苦労してきたっつーか、
田舎に病気がちな母親とかいてさー、
そりゃお前、こっちで一花咲かせて、お袋さん喜ばしてやれよー、とか、

そういう話がしたいです。



でもさ、何か最近、黒い噂を耳にするんだよね、あいつにまつわる。

いやね、絶対、そんな子じゃないって思うんだよ?

華やかそうな生活の裏、結構 質素に暮らしてるって、私知ってるしさー。

なのにさー、あいつのこと、よくも知らない女子とかがね、言うわけ。

あらぬことをね、言うわけ。


『この前の男さー、キスの時、いきなり舌とか入れてきてさー!』


キスの時。

舌を。

入れた。

らしいです。



どこに?っつー話ですよね。

おめぇ、舌とか関係ねぇよ。
キッスのこと話てる時に、舌とか言ってんなっつーの、っつーことですよね。

ほんと、舌なんて「入れる」とか「入れない」とか、
そもそも そういう取引がされるモノじゃ無いじゃないですか。
ただそこにあるものっつーか。

片思いの先輩の下駄箱に、放課後、そっと舌を入れる。とか、まず無い状況じゃないですか。





・・・っていう暗示は早くも失敗。





もうね、私も今年で26歳。
大人の階段あたり、結構のぼり切ってるわけです。

ほんとね、舌とかね、そう言えば入ってたかなーくらいのね、
知識の泉はとっくに湧き出てるわけです。

私だってね、もう構想26年かけて、準備は万端。
いつ、どの瞬間に私の人生にキッスが舞い降りてきたとして、
もうさーバリアフリーで迎えいれたいわけ。

どうぞー どうもー とばかりにセッション奏でたい。


ところがですよ、
なんて言えばいいのでしょう、

時の流れってのは、誰にも止められない、抗いがたいもので、


なんつーのかな、この、ぬぐいきれない加齢臭。


最近、職場のナースから患者に至るまで、
ちょいちょい「にんにく食った?」って言われるの。

食ってないのに。

昼とかサンドイッチだったのに。

つーか、休憩室で、思いっきり目の前でサンドイッチ食べたのに。

にんにく食べてないことは、はっきりとしてるのに。



ってわけで、締めに入ります。

12月ですね。

11月に一個も更新できなかった理由としては、
もうね、非常に漫画が面白かった。良かった。

ほんと一刻も早く日本人男性にも
「おしゃべりな口をふさぐ方法はキスしか知らないんだ」
という技術が浸透して欲しいものです。

以上。