フォトジェニック加藤、加藤フォトジェニック!

ワキゲをね、まず剃りません。

やっべー、ワキゲ剃らなきゃ!ってイベントにね、全く関与しない日々が続いて、

学生時代を駆け抜けて、水泳の授業にもお呼ばれしなくなった今、

「ワキゲは剃るものだ」という価値観すら、おぼろげになってきている。

ついさっきまで、生えてることも忘れてた。


友達と温泉に行って、

「あー生き返るぅー!」

って両手で伸びをした瞬間の、

友達の驚愕の目線・・・忘れません。


あれは、人間を見る目つきじゃ、無かった、です。


そりゃあね、彼女には彼氏がいるんですよ。

もう長いんです。
彼氏がいることが日常茶飯事になるまで昇華された、
いわば悟りの域に達してる人だから、

ワキゲなんてね、思いっきりオフサイドなわけ。


そりゃ信じられないでしょうね。

さっきまで「お姫様だっこっていいよね」とか

「恋すると周りが見えなくなるよね」とかね

はにかんでたさ、私のさ、

脇がこんなにボーボーだったら。

でも私だって驚いた。

恋すると周りが見えなくなるも、いいところ!

ほんと、伸ばしすぎ。

80年代フォークでも歌いだしそうなくらい伸ばしすぎ。

確かにね、もうほんと、とんと剃った記憶が無い。

決闘でも始まりそうなくらいな荒地。


あとね、

まー旅館に泊まったんだけどね、
人とね、丸一日、ずっと一緒にいるって久々でね、

ほら修学旅行とかにもめっきり誘われないお年頃なので。

で、人と寝食を共にしまして、

あー安らぐなあ、人ってあったかいなあ・・って思うと同時に、

こんなにオナラを我慢するのが大変だとは思いませんでした。

思う存分、自分を戒めてコントロールするのですが、

これさっぱり、すかせてないっつーか、
確実にマナーモードになっていないっつーか、
奇跡のテクニカルで音が消えても、
においが全くすけてないっつーか、

存在感があった。

オナラのくせに、オーラ持ってた。


でも友達は、まあ見てみぬフリを演じ切ってくれました。
ブルーリボン賞ものです。


で、満を持してやってきた温泉で、

人々の賑わいと喧騒の中、
ここなら!と安心しきって、
したんですが、


水中で、すかすも何も無いことを、すっかり忘れていました。


一瞬だけ、私の周りがジャグジーになりました。


あ、その時の友達の目も、人間を見るものじゃ、無かった、です。